長期優良住宅とは本当にお得な住宅なのか

長期優良住宅とは、長く安心して暮らせる住居を意味します。そもそもこの長期優良住宅とは、従来の家の作り方がスクラップビルド型であったのに対し、「いいものを作って、きちんと手入れをして使う」というストック活用型社会に切り替えるため、国土交通省が措置を行ったものです。こうした事情も含めれば長期優良住宅とは、いわば国のお墨付きの安全性・耐久性に優れた高品質住宅であると言えます。現在、この認定を受ける新築一戸建ての住宅は多く、年間10万戸以上が長期優良住宅申請を行っているのです。

高品質でなおかつ丈夫であれば、誰もが安心して住むことが出来るでしょう。ところが申請の際には費用が発生するなど、思わぬところで負担になることもあるのです。長期優良住宅とは、その申請を家を建てる着工前に行う必要があります。申請先は所管行政庁によって異なり、技術審査料や認定手数料がかかることも、忘れてはいけません。

費用は10万円ほどかかりますが、ハウスメーカーなどが代行してくれることもあります。その際は代行手数料が発生するというのも、難しいところです。審査を通過した場合は、「適合証」を手に入れることが出来ます。さらにここからは、ハウスメーカーや工務店と共にさまざまな審査部分を乗り越えていかねばなりません。

劣化対策・耐震性・バリアフリー性といった9項目これらを満たすことが、認定の基準クリアとなります。もし長期優良住宅を手に入れたいときは、実際に建てた実績のあるハウスメーカーや工務店に相談しましょう。