長期優良住宅とは居住者が安心して長く暮らせる住まい

長期優良住宅とは数世代という長期にわたって劣化対策や地震への耐震性、出産や高齢化など居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能できる可変性、断熱性を高めることで冷暖房負荷を軽減できるなどの省エネルギーの点で良好な状態で住める住宅のことです。長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づいて、2009年6月から長期優良住宅認定制度が開始されました。長期優良住宅の認定を受けた新築住宅には住宅ローン減税や所有権保存登記の税率の引き下げ、固定資産税や不動産取得税での優遇措置、住宅取得等資金贈与の非課税限度額が大きくなるなどがあります。では長期優良住宅とは金銭面においてメリットしかないかと言えばそうとも言えず、認定を受けるために図面や計算書の書類作成費用や認定申請手数料、申請代行費用など費用がかかるのが金銭的デメリットです。

しかしそもそも長期優良住宅とは100年近く使用できる構造躯体なため、家族が二世帯三世帯と長期にわたって安心して暮らせる、という最大のメリットがあります。資産価値を保ちながら長く住める家なので、不動産売却時も安全性が高いと高評価です。長く住むことで建築資材の廃棄を少なくし、環境負荷を低減するとともに、居住環境の維持と向上へもつながります。地域型住宅グリーン化事業の補助金も得られるため、長期優良住宅とは補助金をもらいながら地球環境に貢献できるすばらしい住宅なのです。