注文住宅の見積もりで注意すべきポイントとは

注文住宅は設計の自由度が高い分だけ、様々な専門的な知識や経験を求められるシーンが少なくありません。そのため素人の施主さんにとっては、自分たちのニーズや条件などに見合ったプロの依頼先を、いかに探し出して選ぶのかが、理想の注文住宅を実現する大きなカギとなります。ただし一口に依頼先といっても、大手のハウスメーカーや地元の小さな工務店など、多種多様なタイプがあるのが実情。その中から自分たちにふさわしい依頼先を見つけるためには、まずタイプごとの特徴を理解した上で、複数の会社から見積もりを取ることが重要ポイントです。

見積もりの内容を比較して依頼先を決めたら、その後は何度も担当者と打ち合わせを繰り返し、自分たちが求める条件やニーズに近づくように、プランを作り上げていきます。このように見積もりは、注文住宅の依頼先を選ぶ重要な要素になりますが、比較する際に注意すべき幾つかのポイントも、しっかり覚えておくことが求められます。まずできるだけ同じ条件で比較すること。例えば建物の本体工事費を比較するにしても、基礎や躯体など建物の構造にかかる部分、屋根や外壁など建物の外観に関わる部分、あるいはキッチンやお風呂場のように水まわり設備の部分といったように、それぞれの部分ごとに同じ条件で比較し、最適な会社を選ぶようにしましょう。

もう1つ注意すべきポイントは、やはり予算のこと。同じ条件であってもトータルで予算がオーバーしないように、見積もりの内容から具体的な数字を算出することが肝心です。もし見積もり内容に不明な項目があっても、見積もりを依頼した会社には、建物部分ごとに必要な建築費の相場だけでも聞いておきましょう。