注文住宅で外壁に利用する素材選びは慎重にすること

注文住宅を建築される方は、一般的な多くの住宅で採用されているサイディングではなく、高級感のある素材を選ぶことが多い傾向にあります。サイディングの中でも十分に高級感を発揮する資材はありますが、後のメンテナンスを考慮しながら慎重に選ぶことは欠かせません。例えば窯業製サイディングの場合は、表面にデザインが施されているタイプが多いのですが、数年後に外壁塗装を必要とした際には、せっかくのデザインを1色の塗料で塗り潰すことが必要です。そのため推奨できる素材は、天然素材のタイルや石材を使ったパネル式の外壁材やレンガを用いた外壁などをあげることができます。

このタイプの素材は高圧洗浄機を購入することで汚れを洗い流すことができ、メンテナンスの期間を長くすることが可能になります。洗い流す作業だけで長い期間にわたり綺麗な外壁を保つことはできますが、汚れを完全に落とすことができなかったり、高圧洗浄機では届かない位置があるという場合では、新築で注文住宅を建ててから6年後程度に透明な塗料で外壁塗装を依頼する方法も効果的です。透明塗料でもリフォーム会社では艶の状態を調整することができるので、外壁の風合いを損ねてしまうことも無くなります。漆喰やセメントを材料として塗り壁に仕上げる注文住宅も多い傾向にありますが、この場合でも数年後には外壁塗装が必要になります。

対応策は早めに透明塗料でガードをする方法と、デザイン塗装を得意としているリフォーム会社に塗装依頼をする方法に分かれます。