確実に確認すべき注文住宅の耐震性能の問題

注文住宅をこれから建築する方は、当然ながら国が定める耐震性を満たしていることは当然のことですが、震度7でも殆ど被害を受けないとされる耐震等級3を指定することで家族全員が安心できる住宅に仕上げることができます。このレベルでは大地震によって被害を受けることが少ないので、最初は料金が高くなったとしても修理修繕費を大幅に節約できるメリットもあります。注文住宅で採用される耐震性を高める方法は、重要となる壁面の厚みを増して強度を設ける方法や、木材の組み合わさる部分に対して金属製の接続金具をボルトで固定する方法などは代表的な事例です。全ての構造に対して耐震性を強化することもできますが、あまりに増やし過ぎると住宅自体の重さが出てしまう問題や、料金がかなり高額になる問題が出てしまうので、バランスを見極めることを行う工務店であれば安心して任せられます。

大地震が発生すると住宅の重さがある方が安全ではと考える方もいますが、特に2階建ての注文住宅では軽量にすることが最適とされています。例えば2階部分に鉄骨による補強やダンパーなどを利用すると重さが増して倒壊する危険性があります。屋根材も従来型の瓦屋根では重さがあるので、軽量素材の屋根材を選ぶことで揺れに強い住宅にできることは間違いではありません。家全体や各居室の4隅の部分を壁の内部の見えない位置に補強をする方法もあり、工務店やハウスメーカーでは独自の技法を有していることも多いので、基本を押さえながらも事前に確認することは重要です。